記憶の蔵deいっぺんさん Opening and Ending 2012年7月
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #1
2012年七夕
雨の中御来場
ありがとうございました
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #2
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #3
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #4
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #5
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #6
『いっぺんさん』、
小学4年生の2人がかけがえの無い少年時代を送り、
悲劇の後、奇跡の再会を果たす物語。
記憶の蔵は、
関東大震災(1923年)前に建てられたものなので、
およそ100年という歴史の生き証人です。
その空間で、想いの強烈さを表現するのが、
今回のライブの肝でした。
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #7
朱川湊人さんの作品は、
書籍化されている物はすべて読みました。
『いっぺんさん』に出会ったのは、
朱川ワールドにはまった初めの頃ですが、
胸にガツンと食い込む感動の深さは、
常に新鮮なものがあります。
記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #8
少年二人のお互いへの想いは、目に見えません。
死んだしーちゃんのうっちんに対する気持ちは、
読者の想像に任されます。
きっと、お互いのもの、相互作用のはず。
(最近乱用される『絆』という言葉…、
本当はこういうんじゃないかと想うんだけど)
"記憶の蔵deいっぺんさん
オープニング #9
しーちゃんは、とても情の深い好い子なのに、
どこにも安心できる場所が無い。
自分の中のやりきれなさを、にぎやかにすることで、
健気に乗り切っているようにも見えます。
そのしーちゃんが唯一、落ち着いていられるのが
うっちんと過ごす時間でした。
物語に対峙した瞬間にそれを感じました。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #1
目に見えない危うさに勝る、目に見えない強烈なパワー〉、
信じたいもののひとつです。
『いっぺんさん』には、それが貫通しています。
あどけない二人に似合うかどうかは別として、
念の力、念力…です。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #2
物語ラストにしかけられた2つのオチは、
落語の人情物を想わせる…
「いっぺん」という言葉のアヤ、そして、
「しーちゃんの最終的な願い」。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #3
震災後、言葉に関する過剰な反応から、
親愛を込めた「バカ」が使われにくくなっているらしいけれど、
『いっぺんさん』は、【バカだから】で終わる。
物語の締めの‘粋’と‘潔さ’、
これも、表現へ駆り立てられた一因。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #4
そして、言葉への思い入れ…
例えば、、、どうしても何度か登場する言い回しがあります。
顕著なのは、逆接の接続詞と、
“願い・夢・望み”の使い方ではないでしょうか。
少年の物語ということもあり、
「けれど」という柔らかい響きの詞がしっくりするが
場合によって、「だが」や「でも」を入れ込む。
『いっぺんさん』は、
一度だけ「願い」を叶えてくれるわけだけど、
時に「夢」や「望み」に置き換える妙。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #5
朱川湊人さんの世界は、今後も表現したい物語の宝庫。
記憶の蔵deいっぺんさん
エンディング #6
初挑戦で苦心した
オープニング&エンディングの映像も、何とか成功。
企画・制作:かたりと